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緊急特別インタビュー
「フォトン・ベルト」がもたらす地球大変動（３回連載　第１回）
メディア・プロデューサー／渡邊延朗　　聞き手／神道研究家中矢伸一（責任編集）　※会員誌「たまゆら」より転載

中矢：	前作の『フォトン・ベルトの謎』の反響はいかがでしたか？
渡邊：	お蔭様で売れ行きも好調で、４刷目に入って１万２千部になりました。新人にしては異例だそうです。
中矢：	最近の出版業界では、ちょっと珍しい話ですね。今度の新作『リセット』は、ガイア出版からの発行ですね。
渡邊：	１２月中旬に全国の書店に並びました。お陰様でこちらもかなり売れています。
中矢：	『フォトン・ベルトの謎』の続編的な内容なんでしょうか。
渡邊：	一作目から、どんどん追求していった結果をまとめたものという位置づけになります。
中矢：	前作は、科学ノンフィクション的な感じでしたが、今回は？
渡邊：	今回も、科学的な視点でいろんなデータを集めて分析して･･･ということは基本的にはやっているんですが、その中で一番驚愕したのが、アメリカ人のテレス・マッケンナという人が時間の研究をしていった結果、２０１２年の１２月２３日に時間が消えると言ってるんですね。マヤ暦で言う「最後の日」にあたるのがその前日の２２日で、偶然一緒なんです。そのことが非常に興味深いんですけど、時間というのはフラクタル、渦巻きだというんです。その渦巻きというのは、螺旋運動なので、始まりはゆっくりだけど、時間が経つとともにどんどん加速していく。そして究極的には、その運動が止まる日が来るんではないかという仮説を立てて、いろんなデータを入れて、コンピューター・シミュレーションしたんですね。そうしましたら、２０１２年１２月２３日に時間が消えると出たんです。「タイム・ウェーブ・ゼロ」という日が来るというんですよね。縦軸と横軸の取り方で、宇宙の時間と地球の時間というのを取って計算していくと、それがそのうち融合して、溶け込むということらしいんですね。
中矢：	科学的な根拠で、そうなるというんですか？
渡邊：	そうです。２０１２年１２月２３日に、銀河系の時間軸と太陽系の時間軸がピタッと合うらしいんです。その時に時間が消えると言ってるんです。
中矢：	時間が消えるということは、どういうことなんでしょうか。
渡邊：	宇宙も同じように螺旋形で、螺旋形の中のエネルギーと時間のエネルギーが同調しあって溶け合っていくというか、イメージ的にはそんなことなんでしょうね。
中矢：	それが「リセット」される、つまりゼロになるという意味ですか？
渡邊：	はい。マヤ暦を研究している世界的権威のホゼ・アグエアシスさんが、２０１２年１２月２３日というのがどういう意味を持つかということで、彼も宇宙存在からの情報を得てるらしいんですが、マヤ暦というのは宇宙工学だと言うんです。エジプトのピラミッドにしろ、宇宙で完成されたものが地球にトランスファー（移行）されたと。そしてその意味を彼なりに追求していったのです。地球とか太陽系には周期というのがありますよね。２万６千年なら２万６千年という周期性があって、それは例えば１０倍になった時に２６万年、百倍になった時には２６０万年になりますが、そういう時間というのは、フラクタルだと言ってるわけですよ。おそらく２万６千年のホモサピエンスの歴史があったとして、その「最後の日」にホモサピエンスの歴史が終わるんじゃないかっていうんです。出口王仁三郎の『霊界物語』的に言うと、形の無い世があって、そこから現実界が生まれて、やがていろんな物的なものが生まれてきて人類が誕生していく。人類が誕生して２万６千年と考えた時に、今のホモサピエンスの歴史が終わるのが、２０１２年１２月２２日だとアグエアシスさんは言ってるんです。
中矢：	終末思想というわけではないんでしょうか。
渡邊：	もちろん、それで全てが終わりというわけではありません。こうしたことを考えていくと、今一番注目しなきゃいけない人って、シュタイナーじゃないかと僕は思うんですよ。彼もやっぱり霊的な人で、アカシック・レコードを読むことができた人と言われていますね。宇宙の始まりの話から、これからどういうふうに世が進んでいくかというのを説いているわけで、基本的には人間はやはり霊的な存在だと。この現世は、生きるという修行の場で、また輪廻転生していくんだと彼は言ってるわけです。ブラバッキー夫人の神智学の影響も受けていますし、東洋的な思想もシュタイナーにはあるから、日本人にとっては、彼が一番理解しやすいかなと思うんです。我々の根源は何かと言ったときに、霊魂だとか霊的なものであって、それは多分、消滅しないものだと思うんです。霊魂は永遠に不滅だと思うんですよ。ちょっと面白いことを、最近来日した、エドガー・ケイシーの生まれ変わりと言われるディビッド・ウィルコックが言っています。彼の名古屋講演の時に、原爆についてどう思うかという質問があったんですが、彼は、原爆は炸裂したけれど、実は宇宙存在がその瞬間に何十万人の魂を抜いたと言ったんです。神にとって一番困るのは、霊魂を消滅してしまうことなんだそうです。というのは、霊魂は永遠不滅に存在していなければいけないものであるので、広島・長崎で原爆が落とされた一瞬のうちに、魂を抜いちゃったというんです。その人たちの魂はちゃんと生きてるんだと。プルトニウムのパワーというのはもの凄いらしいんですよ。現在、次元としては十次元まであるということが判っています。ある日本人の学者は二十七次元まであると言ってるんですが、フラットな宇宙の中に二十七次元が隣り合ってあると。プルトニウムのパワーというのは、四次元の存在まで消滅させてしまうらしいんです。六次元は大丈夫らしいんですが。今度の次元上昇、アセンションの時も魂の消滅はないと思います。霊魂は霊魂として、永遠不滅に残っていくと。そして、その時には、きっと肉体は無くなっていくかも知れない。ウィルコックも高次元エネルギーが来ていると言ってるんですね。そういうのを受けた時に、ある種の異変が起こるわけです。だから、肉体は消滅するとしても、霊魂は残るかもしれない。彼は、間違いなく次元転換が起こると言っている。とすると、我々は、（それ以降は）霊的な存在として生きていくのかな、と。日月神示が言ってるような、半霊半物質の世が本当に来るんではないかなと思いますね。そこへ行くまでの間、我々はどう生きればいいかが問題で、私自身の講演会でも、「じゃあ、どうすればいいんですか？」という質問が非常に多いんですよ。今回の本は、その助けになるようなことを、意識して書いたんです。アセンション、アセンションと言われていても、いつ来るのか、どうなるのかよく判らないことを、科学的に見ていったら、実はもう、アセンションって始まろうとしてるんじゃないかと思うんですが、学者は誰も言わないんで、自分でいろんな情報を集めて断片を拾っていったら、実はもう来てるんじゃないかと思った。それで書いたのが、『フォトン・ベルトの謎』なんですね。
中矢：	２０１２年というと、あと１０年あるという考え方じゃなくて、もう始まっているということですね。
渡邊：	そう。マッケンナ的な考えを受け入れるなら、実はもう一日の時間が２０時間もなくて、たぶん１６時間くらいのスピードで進行している。最終局面になればなるほど、時間のスピードが速くなるそうですから、一日が１２時間とかになり得るんです。そうすると、１０年あると思ったのが、５年しかないと、そんな感じですよね。今、現実に起きていることって、たとえばいろんな事件にしても、まさかこんな事が起こるとは想像もつかないというような、「まさか」っていうのがキーワードで、そういう「まさか」が加速度的に、度重なって起こってくると思いますね。時間が凝縮して速くなっているんじゃないかと。
	つづく（次回は１月２０日更新予定）

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